今日は仏様にお会いしに上野へ。
なんていうと、妙な人に思われてしまいますね。
そんなに熱心な信徒ではないですが
いちおう仏教徒です。
お迎えが来た、その時に
極楽浄土に迎えてもらえる人間かどうか
わかりません。
そして、この1か月でお別れした2人の友人たちは
彼の地へたどり着いたのかしら・・?
まだまだ思い出は尽きないものの
私自身はいつも通りの毎日を送ってます!!
釈迦如来坐像をご本尊とし、千本釈迦堂の通称で親しまれています。
行快作の釈迦如来坐像
快慶作の十大弟子立像
運慶の弟子で行快とほぼ同じ世代である
肥後定慶作の六観音菩薩像
など、大報恩寺に伝わる鎌倉彫刻の名品が展示されています。
大報恩寺には行ったことはないのですが
古い仏像がご本尊ということは聞いたことがあり、
ぜひお顔を見たいと思っていました。
国立博物館、正門。
すでに前売り券は売り切れだったので
ここで当日券チケットを買って入場。
ここの敷地内、たくさんの建物があるから
地面にはめ込まれた表示でチェック。
この棟では聖徳太子の展示をしてるらしい・・。
えっと、仏さまにお会いできる平成館はいずこ?
うろうろして、ようやく平成館にたどり着きました。
これまで数回来たことはあるものの
いつも特別展示を
さくっと夕方から夜間に訪れるだけで
国立博物館全体を意識したことがなく、
今日は昼過ぎからのんびり訪れたので
慣れなくてキョロキョロしてしまいました。
さて、鎌倉時代の作品の数々。
どの像も力強さを感じさせながらも
着衣の部分やお顔、手の表情には
繊細さを感じました。
600年もの間、大切に保存されてきた方たち。
日本という国の歴史の長さ。
さまざまに発展をとげた仏教。
それらは私たちが共有している大切なモノです。
そんなことを考えながらの
じっくりと気持ちよい時間でした。
本館へ渡り、裏に広がる庭園。
紅葉した木々が池に映り
なかなかの光景でした。
上野は子どもの頃からお馴染みの場所。
その昔、クラシックの音楽会といえば
東京文化会館がメッカ。
そのころ上野駅公園口辺りでは
食事をする場所といえば
上野広小路に下る途中にある
食堂「聚楽」くらいしかなくて難儀しましたが
今はスタバをはじめ、おしゃれなカフェがいっぱい。
今日、夕暮れ時に
公園口改札へ向かったら
立派な校舎が目に入ってきました。
それで思い出しました!
幕末に暗躍して
維新とともに政治家に上り詰めた
岩倉具視。
幕末を研究しているどなたかが
著作に記していましたが
「岩倉具視は下級公家、幕末に自邸で賭場を開いていた」と。
それを「剝く」って??
岩倉具視の真の姿に迫ったという
この本を購入していました。
早速明日から読んでみます。