今から50年以上前のこと、
埼玉県に住んでいた私の幼稚園の遠足は
川越でお芋掘りでした。
今でもそのときの白黒写真がありますが
もちろん、そのときのお芋はサツマイモ。
さてお山の家でのお芋掘りは今回初めて。
それはキクイモ。
キクイモとは・・
血糖値を下げる成分をたくさん含む。
普通のイモに比べるとデンプンが少なく、
それに代わるイヌリンという物質は食物繊維を豊富に含み、
戦時中の食糧難の時もこれで食いしのいだというほど栄養価が高い。
それじゃ、プチ畑でつくっちゃおうか・・という軽いノリで
種芋を買ってきて植えこんだんですが。
これは昨年初めて植え付けた夏頃の様子。
黄色い花が可愛い・・。
収穫時期の11月末に掘ってみたところ、全然見当たらず。
それがなんと今年になって
何本もニョキニョキと茎が地面に突っ立ち
アレレ~~?どういうことだ?
これは7月頃。
これは9月。
すでに畑の区域を逸脱し、150㎝超えてネットの外で場外乱闘状態。
ここではたと理解しました・・(遅いよね)
昨年お芋を丹念に探さなかったから、
それを種芋として広がってしまったんだと・・。
ネットで検索したら
「キクイモはめったやたらに植え付けるものではない。
繁殖力が強すぎて、他の植物を淘汰してしまうから」
という記事がたくさん見つかりました。
万が一広がってしまうと、駆逐するのは至難の業らしい。
どうりで、今年はプチ畑で何にも育たず。
毎年少しずつでも採れるラディッシュやピーマンはもちろん、
どんどん増えていたミョウガでさえ、まったく採れなかったんです。
こうなると憎きキクイモめ~~!!
とりあえず今シーズンは収穫して、そのあと退治しよう。
スコップとシャベルで堀り返したら
地下1mほどのところでいくつか発見。
全部でこれの倍くらい採れましたが、
そのあとが大変。
クワでもっと深いところまで掘り起こし、
延び広がっている茎を手で引っ張り出し。
あたたかい日差しが注いでいる昼間とはいえ、
外気温5℃くらい。
それに15時過ぎるとあっという間に暗くなる。
頑張ってはみたけど、また来春
他の野菜の種を蒔く前にもう一度掘り返さなきゃ。
あぁ、余計な手間のかかるモノを植えてしまいました。トホホ・・。