お山の庭に大量に成長していた、穂をつけた赤紫蘇。
9月半ばの弾丸滞在では
気力も時間もなく、そのまま放置しました。
本当はちょっと期待してそのままにしたんです。
9月末にシニア家族2人が来ることが分かってたので
「なんとかしてくれるかな~?」と期待して(笑)
この二人とは母と伯母。
長年東京郊外に住んでいますが、
こういうことに長けています。
私が枝ごと摘み取ってどんどん積み重ねると
デッキに座ったまま二人でおしゃべりしながら
実をしごくという作業を
もくもくとしてくれました。
私も子どもの頃、
実家の庭でお手伝いさせられて
毎シーズンこれをやってました。
紫蘇のいい香りがするのはいいのですが、
アクが強いからか、指先や爪まわりが
真っ黒になって、結構大変なんです。
滞在中、午前中の涼しい時間はお庭の草抜き。
そしてお昼過ぎからはこの作業。
毎晩暗くなってからもデッキのライトを点けて
連日19時くらいまで作業してくれました。
私はその時間はお風呂の準備や夕食作りで家の中。
ご近所さんからしたら
「お年寄りを遅くまで働かせるなんて・・」と
そんな光景だったかもしれません。
「疲れたら休んでね」
「適当なところで終わりにしてね~」
と声かけてもまったく耳を貸さず。
収穫したモノは有効に使わなきゃもったいない・・と
戦前戦後を生き抜いた80代シスターズは
いたってマイペースなのでした・・。
実をしごいた後は水洗い。
水切りをして鍋に入れて醤油で煮ます。
実がまとった水分があるので、加えるものはなし。
最後に味醂を入れて煮詰めます。
80代シスターズに「分量はどのくらい?」と聞いたら
「そのときの実の大きさや実の入り具合でちがう、適当でいい」
とのことでした。
この年代の二人が来年のこの時期、
お山の家に来ることができるかどうかわからないし、
もう、このレシピを聞くことが出来ないかも?と思って、
心してメモしていた私は苦笑。
おそらく1キロ以上の重量があった紫蘇の実。
すべてを保存可能な状態にしてくれた80代シスターズに感謝。
温かいご飯にのせるのが一番美味しいです。
おにぎりの具としてもグー!!
北杜市内、そして東京の友人たちに配りました。