東洋医学の考え方では・・。
人間の身体には、
生命活動を支えている「気」や「血」が通る道があり、
その道は全身にくまなく張り巡らされていて、
体の皮膚の表面から深部にある臓腑までをつないで、
身体の総ての機能を調整して
バランスをとっているとのこと。
この道のことを「経絡」といい、
身体に不調が起こる原因はこの「経絡」に
気血の滞りや過不足が生じるためとしています。
ある経絡に変動が起こるとバランスが崩れて
様々な症状がでる。
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実際に鍼灸院に通院を始めてから
いろいろな本を読み漁り、
私の理解した、基本的な知識です。
その鍼灸院での受診と施術とは・・。
Tシャツ&短パンになり、
診察台に横になって
まずは脈を測られ、
そのあとはお腹のあちこちを
先生が指で圧迫してチェックされます。
「積(しゃく)」
という考え方の治療だそうです。
そのときに痛く感じた箇所を
気の流れに照らし合せて
どこにお灸をしたらよいか、
背中の、どのツボに鍼を打ったらいいか、
先生が毎回そのときの患者さんの状況を
くまなく観察して施術してくださいます。
もちろん、カルテがあるので
主な不調部分や過去の施術、
長期の治療方針も考えながら行われます。
25年ほど前に
この鍼灸院を初めて訪ねたときには
世田谷区内某駅そばの
怪しげな雑居ビルにあって
作務衣を着たお髭のオジサン先生がおひとりで
紹介状のある患者さんのみを
施術されていました。
30分のうち、5~6分は
脈とお腹のチェック。
その後、うつぶせになって
鍼を打たれたり、お灸をしてもらったり。
これが気持ちいいんです。
鍼は「ツボ」ってところに
ピタッと打ち込まれると
「お~!!ぞくぞく~(*^^)v」って感じ。
お灸、ツボに置かれて火をつけられたときは
全然熱さを感じないのです。
そして
「ぎゃぁ~!熱いです~( ;∀;)」
って訴えるまで同じ部分に何回も施されます。
「熱い」と感じることが
「気」の流れがスムーズになったということだそうで。
週2回、そんなマゾっぽい時間を
過ごしていた30代、
懐かしいです。
続く