八ヶ岳南麓 ~お山にて

八ヶ岳南麓、山梨県北杜市と東京を行ったり来たり。自然に恵まれたお山の生活はスリリングです!

うなぎ馳走 八嶋   ~山梨県韮崎市

春の休暇を一緒に過ごした80代シスターズ。

 

これまでもお山の家では

大活躍してくれました!!

今シーズンは訳があって

世間様より少しばかり長かった、私の休暇。

80代シスターズにとっては毎日が休暇なので(笑)

私のスケジュールに合わせてもらいました。

 

滞在期間は3週間弱。

幸いにもお天気のよかったGW中は

庭の作業に専念してもらい

GW終わってから、あちこちに出かけました。

 

いろいろと足を伸ばしたのですが

一番笑えたネタからアップします。

 

「あのねぇ、あたし、鰻が食べたいわぁ」

GWが明けて、観光客と車が減って

お山の家周辺が静かになった頃、

今年88歳になる伯母が言い出した。

この人、こってりしたモノが大好き。

お山の家滞在では

野菜中心のヘルシー志向な

私の手料理がメイン。

さぞや、重たいモノが食べたかったんでしょう(笑)

さっそく翌日のランチができるお店探し。

 

「森のやまびこ」

ここは関西風な鰻をカジュアルにいただけます。

しかし、翌日はあいにくの定休日。

 

 

「井筒屋」

JR小淵沢駅近くの有名店。

とても美味しいですが人気店なので予約は必須です。

もう5年以上行ってないのでちょっと調べてみたら。

 

ランチは2部の入替制 

午前11時・午後12時半

 

予約電話はこの時間帯で・・という

お店からのお願いは下記の時間

午前9時半~午前10時・  午後2時~午後3時半・
午後8時~午後9時

 

シニアはその日の朝の調子で

ランチに行けるかどうかも変わるので

がっつり予約もどうかなぁ??

 

他に鰻を美味しくいただけるお店はどこ?

 

2年半ほど前、

長坂在住の友人夫妻に連れて行ってもらった

「うなぎ馳走八嶋」を思い出しました。

この時は七賢のお酒に肝煮や肝ポン、白焼き。

しめが鰻重という、至福の夜でした。

 

 

さて、シニアたちとのランチ。

 

翌朝2人の様子に変わりなく食欲があったので

開店時間に予約の電話を入れ

お山の家から韮崎まで30分のドライブ。

 

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韮崎駅から近くの住宅街の中。

こんなおしゃれな入口。



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以前来た時に通された1階は

居酒屋風でしたが

今回はこんな広い2階のお座敷、

それもうれしい椅子席。

座布団の上に座るのはシニアはツライから。

 

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メニューを丹念に眺める80代シスターズ。

 

鰻重だけのメニューもあったのに

セットメニューがいいと言い出して。

それも竹ランチって・・・

鰻が二切れも乗っかった鰻重らしい。

 

「たしか、ここは一皿ずつが小さくないから

 きっとそんなにたくさん食べきれないよ、

 もうひとつ下の一切れ半でいいんじゃない??」

そう忠告したのですが、2人とも聞く耳持たず。

さずが実の姉妹、共通のDNAをお持ちです(苦笑)

 

あ、そして私もそのDNAを持ってるのでした!

 

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まずは筍の煮つけと切干大根。

どちらもあっさり。

そしておぼろ豆腐、濃くて美味しい!!

 

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海老入りの野菜たっぷりサラダ。

そしてさつま揚げっていうか

ふっくら柔らかい口あたり、

何かの「しんじょう」のよう。

 

これでお腹いっぱいになってしまうのも悲しいので

シスターズに第2弾忠告発令!

「鰻はこれからだからね~~全部食べなくていいよ」って。

私もサラダ、さつま揚げを3分の1くらい食べて

あとは鰻重を待ちました。

 

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 香ばしい匂いとともに

鰻重、運ばれてきました!!

 

「美味しい」と感想を述べた後、

みんなひたすら黙々と箸を動かす。

私的にはもうちょっとご飯固めが好み。

でも、シニアたちにはちょうどいいのかな。

 

残念ながら付いてきたのは

肝吸いではなく、お吸い物。

たぶん、別に頼んだらよかったんですが

気付きませんでした。

 

しばらくしてシスターズがのたまった!

「久しぶりに美味しいモノ、食べたわ」と。

 

あらら、この2日前には

甲斐小泉の美味しいお蕎麦屋さんにも

連れてったじゃないの。

私の作るヘルシー料理がお気に召さず、

お山の家での引きこもり生活が

よっぽどストレスだったのかしら(笑)

幸せな空気漂うランチタイム、

80代のシニアたちに問いただすのも面倒なので

そのまま聞き流し=放置(笑)

 

私はお重すべてを食べられそうもなかったので

ご飯を残し、鰻は完食。

残ってたサラダ、さつま揚げはしっかりいただきました。

 

さてシスターズは・・・

当然食べきれるはずもなく

2人ともご飯・鰻のバランスを崩さず

鰻重の半分ほど残していたので

お店の方に「持ち帰りたい」とお願いして

プラ・パックをいただきました。

 

「晩御飯になるね、今晩は料理しなくて済むわよ」

えっと、私の負担がなくなるって言ってるのかな(笑)。

そう言って嬉々として残ったモノを

詰め込み始めました。

さすが戦中戦後を生き抜いたツワモノたち。

ナマモノの入ったサラダを収めようとしてたのだけは

食中毒が怖いので止めました。

 

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最後のデザートは

トロっとした抹茶羹の上に 

小豆が乗っかり、

熱いほうじ茶といただきました。

 

今は人手不足で夜の営業はなし、

ランチのみだそうです。

そういうご時世なんでしょうかね。

 

日本酒いただきながらの鰻って

最高なのに・・残念です。