八ヶ岳南麓 ~お山にて

八ヶ岳南麓、山梨県北杜市と東京を行ったり来たり。自然に恵まれたお山の生活はスリリングです!

ジョウビタキの楽園と化したお山の庭

この夏の最大のトピックスは 

鳥が巣を作ってしまったこと。


今までもお山の庭にやってくる鳥たちには

困惑すること然り。

 

ちょっとした油断から巣を作られたり。

 

執拗な窓ガラスへの攻撃を受けたり。

 

もともとあまり鳥に興味がなく、

何ていう鳥か?なんて気にすることもないままに

ブログにアップしていましたが

その都度「シジュウカラ」「サンショウクイ」などの名前を

ブログを読んでくださった方からの

コメントでおしえていただきました。

 

巣を作った鳥の写真を載せたこの投稿には

八ヶ岳南麓の自然に詳しい方がコメントをくださり、

ジョウビタキ」という鳥だということがわかりました。

 

八ヶ岳周辺におけるジョウビタキの繁殖と定着化」

という2014年の研究文献のリンクも貼ってくださり

いろいろ勉強になりました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjo/63/2/63_311/_pdf

 

それによると渡り鳥であるジョウビタキ

従来は10月下旬から4月中旬ぐらいまで

日本で観察される冬鳥。

それが1983年に北海道で、

そして2010年には

長野県の富士見高原(標高1300mぐらい)で繁殖が確認されたとあります。

 

あらあら、お山の家は標高1000m以下。

ここ10年で生息域がだいぶ下まで

降りてきているのですね。

お山の庭って

よほど居心地がよかったのかしら?

 

そのコメントをいただいてからは

少し注意して庭を見ていますが・・・。

アチラコチラに、いるいる!

1羽や2羽でなんてものでなく、

たくさんのジョウビタキ

庭でくつろいじゃってるんです。

庭仕事してると、わりと緊張感なく

近くまで寄ってくるのがかわいいんですが、

泥で手が汚れていて、スマホを構えるチャンスがなく・・。

 

画像、お借りしました。

左がオス、右がメス。

なかなかキレイな色合いの鳥です。

 

庭にあるアルプス乙女というリンゴの木。

今年は実がひとつだけしか生っていないのですが

なんだか幹が妙にボロボロしてるのは気付いてました。

ある日、リビングでお茶飲みながら外を眺めていたら

その木と屋根とを何度も行き来してる鳥2羽を発見。

木を突きまくっているんですよ・・(笑)

ジョウビタキのメスが2羽。

鳥の世界もLGBTとか、ありなのかしら??(笑)

急いでスマホを構えて、外へ出て1羽だけ激写。

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屋根上で何かしちゃってる?と

チェックしましたが見当たらず、ひと安心。

 

「あまり警戒心がなく、

 縄張り意識が強い」

というのがジョウビタキの習性だそうなので、

来夏にあちらこちらに巣を作られて

「軒先貸して母屋を取られる」なんてことになったりして。

 

玄関の軒先に張りめぐらせようかと

すでに購入済の鳥除けグッズ。

 

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心を鬼にしてこれを使うべきか、

寛大な心で軒先を貸してあげるべきか・・迷います。