夏に購入した高枝切りノコギリ「枝打ち一発」
ときどき拝読しているお山エリアにお住いのかたのブログによると
少し前にはちょっとしたブームになっていたようで
私も乗り遅れることなく購入して、庭の整理が楽しくなりました。
しかし・・・9月の滞在で気分よくバサバサやってたら
事件が起きました。
倒した木が頭を直撃か？....いえいえ。
結構太めの、そして上に向かって伸びている枝が気になり
５ｍの長さまで目一杯伸長したら、重さでよろよろしてしまう。
それで他の枝で支えて切れるポイントを探して刃を入れました。
どうしても切りたい枝に対して直角に近い角度に
ならざるを得なかったのですが・・。
これが拙かった。
半分ほど切ったところで、びくとも動かなくなった。
枝の重みすべてが刃にかかり、
押しても引っ張っても全然動かない。
まだ9月の暑い外気温の中、汗かきながら奮闘・・。
そのうち、何かを察したらしい燐家のご主人がやってきた。
私の窮状をご覧になって、いったんお家に戻り、
ハシゴとロープを持って来てくれた。
枝を切っていた木にハシゴをかけ、
件の枝にロープをかけるとういう。
「え？70代の方に、そんなことしていただいて
万が一転落したら、どうしよう？」
そんな思いが頭をよぎりましたが、
私にロープを持って待っているようにと
テキパキと指示されて
さっさと登ってしまわれました。
枝にロープをかけ、地上に降り、
ロープを引っ張ってくださっている間に
私がノコギリの刃を動かし、
何とか切り終えて、枝は無事に倒れました。
ひたすら感謝の言葉を繰り返す私に
ニッコリ笑顔で「ちょっと、無理があったね～。」と。
実際、倒した枝を真っ直ぐに置いて見てみると
ゆうに2ｍ以上ありました。
もう、ひたすら「ご迷惑おかけしました」と繰り返すのみ・・(._.)
その日はご来客があるようで
「あとでハシゴを取りにくるからね」と言われ、
ロープを持ってお帰りになりました。
さて、片付けてお返ししに行かなければと
ハシゴを眺めて、感動。
八ヶ岳南麓で傾斜地に建つ家は多く、
お山の家も庭は平坦ではありません。
脚立を使いたくても、場所によっては危険。
この隣家のご主人のハシゴは脚に長さ調整の出来る
補助脚が付いていました。
どこかで購入したんだろうか？？
後日ささやかなお礼のお菓子とともに
お隣に返しに行った際にお尋ねしたら
自作だそうです。
若いころは長野県某所にセカンドハウスをお持ちで
東京との2地域居住を楽しまれ、
お仕事リタイアを見越して早めに建てた
北杜市の家に永住すること十数年。
すごいな、山の達人。
ちなみにご近所付き合いが始まった頃、
山暮らしなさる方の家の多くに設置されている
薪ストーブの煙突がないのでお聞きしたら
長野県時代に卒業されたそうで
「薪の備蓄を常に考えなければいけないのが、
もう面倒くさい」だそうです。
